保育士を辞めたいと思う理由は何?退職するまでを解説


保育士を続けるのはしんどいな。
もう辞めたい。
辞めたいけれど、今辞めたら困るよね。
まだ働いてから短いし、これって甘えかな?

こんな風に考えている方はいませんか?

保育士は思っていた以上に大変ですよね。子どもたちが可愛いだけでは続けられないものです。

日々忙しくてつい続けてしまいがちですが、辞めたいという気持ちは甘えではありません。

私も2回ほど転職して他の保育園に変えたことがあり、辞めたことを後悔していませんし、転職してよかったと思っています。本当に辛い時は辞める勇気も必要です。

本記事では、保育士を辞めたいと思う理由と現状を解説していきます。

目次

保育士を辞めたい理由

保育士の離職率は9.3%であり(平成29年時点)、辞めたいと思う人はたくさんいる現状があります。具体的に、どのような理由で辞めたいと感じるのかですが、以下の4点が挙げられます。

1.職場の人間関係

保育士に限らず、人間関係はとても大事な要素ですよね。どうしても苦手な人がいる、誰も逆らえない先生がいる、園長が頼りないなど人間関係に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

男性保育士が増えてきていますが、女性の多い職場であることも人間関係に悩む原因になっているかもしれません。

2.給料が安い

以前から言われていることですが、給料が安いことが挙げられます。

サービス残業もまだ多いところが多く、いくら残業をしていても給料はあまり変わらないところも多くあります。保育士は日々、子どもたちの命を預かっています。大きな危険がないよう先回りをして常に気を張っています。しかし、給料は安いため、嫌になってしまいますよね。

3.業務量の多さ

日々の保育士としての業務に加えて、月案や週案、個別指導計画などの事務作業、運動会などの大型行事や食育などの単発の行事の計画と準備、毎日の保育の準備や省察など数多くの仕事が存在します。

保育の時間に他の業務は出来ないため、どうしても子どもたちが寝ている時間や休憩時間を削ったり、残業をせざるを得ません。それでも、追いつかないことも多かったり、大型行事の前には夜遅くまで残らなければなりません。

全ては子どもたちの笑顔を見るために頑張っているのですが、毎日この生活を続けていると、ふとプツッと切れてしまう時が来ます。

4.保護者対応

保育士は子どもたちとの関わりだけでなく、保護者との関わりも大切です。

登降園時が基本ですが、保護者と関わる時間は日々あり、時には子どものことや悩みの相談を受けることも多くあります。また、毎日忙しい保護者の方のため、対応が難しいことも多々あるのが現状です。

言葉は難しく、表現によって受け取り方が変わってしまい、上手く伝えられないことも多いですよね。そうなると、保護者に苦手意識を持ってしまったり、保護者の方との関わりを避けてしまったりしますよね。

保育士を辞めたい時にやるべきこと

辞めたいのは保育士という仕事なのか、職場なのか

まず考えて欲しいことは、もし転職するとした時もう一度別の保育園で働きたいのかということです。辛いと思っているのは今働いている職場でしょうか?それとも保育という仕事でしょうか?

そこによって、次の行動が変わってきますよね。

辞めたい!という気持ちだけで辞めてしまうと後悔してしまうかもしれません。

一旦落ち着いて考える必要があります。

今の職場で続けることはできないか

保育の仕事が嫌になっているわけではない時には、今の職場で自分が辞めたいと思っている理由をなくせないかを考えてみてください。

上司や同僚に相談して改善できないかなど、続ける方法はないのかも考えてみてください。

転職活動をする

辞める決意が固まったら、同時並行で転職活動を始めることがおすすめです。

もし、次の保育園を探す場合には同じようなことが起こらないようにしたいですよね。

転職サイトだけでなく、自分の目で確かめたり、口コミをしっかりと確認することをおすすめします。

他業種への転職の場合もブラック企業ではないか調べてくださいね。

退職するまで

転職時期

理想は3月末です。年度終わりが一番迷惑をかけることも少ないですし、他の保育園に転職の際にも3月末退職が有利になると言われています。年度途中で退職することは、保育園にとって迷惑をかける行為として見られてしまうためです。

しかし、もし体調や精神的に辛い時には、時期を気にせずに退職してください。自分の身体を大切にしてください。壊れてしまっては元も子もありません。

退職することを伝える

転職先が決まったら、退職することを報告しましょう。直近の上司がいる場合はそちらに退職する旨を伝えてください。

あくまで退職するというはっきりとした意思を伝えるようにしてくださいね。迷いが見えてしまうと引き止められてしまいます。私も初めに退職しようとした際には何度も引き止められました。園長や理事長などから次々と引き止められました。何度も引き止められると、まだ辞めなくて良いかなと感じてしまいます。強い意思が不可欠です。

退職届を出す

退職することが決まり、退職日が決定したら、退職届を出しましょう。退職日の1ヶ月前までに出すことが望ましいと言われています。

退職届の書き方ですが、その保育園に退職届の用紙があればそれに合わせて書きましょう。それがない場合はインターネットで調べたもので構いません。

退職日までに引き継ぎをする

退職日までにしっかりとやるべきことを行いましょう。

今見ているクラスの月案などの省察や個別指導案、行事の計画、子どもたちや保護者への対応、その他の仕事もしっかりと行うとともに、引き継ぎも行ってくださいね。

まとめ

保育士としてやってもやっても終わらないほどの仕事をしてきたと思います。しかし、心や身体を壊してまで続ける必要はありませんし、甘えでもありません。

時には保育士を辞める勇気も大切であることを忘れないでください。

今回は保育士を辞めたい理由と退職するまでをお話ししました。少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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